作品紹介

あらすじ

超遅筆な脚本家率いる若手劇団「第六十三小隊」は、勝負をかけた公演を二週間後に控えながら、台本が1ページも無いという危機に瀕していた。

ある日、稽古場にて偶然タイムマシンを発見した劇団員達は起死回生の策を思いつく。

それは「稽古最終日まで行って、完成したあとの台本を取ってくる」というものだった…!

時をかける稽古場とは?

アガリスクエンターテイメントが2014年に発表した時間移動コメディ。

若手劇団が演劇公演の為だけに稽古場の中だけでタイムマシンを使い倒す、それでいて「並行宇宙」「多元宇宙論(多世界解釈)」などの用語が飛び交いまくる、みみっちくも壮大な時間移動SF。

そして「タイムマシン」「劇団」という装置によって浮かび上がる、若者集団の現在と未来を描く青春グラフィティ。

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「荒唐無稽なSFを淡々と日常の中に取り入れるところが画期的」との評価でその年のサンモールスタジオ最優秀演出賞を受賞、演劇ポータルサイト・CoRich舞台芸術!の年間ランキング「CoRich舞台芸術アワード!」でも約8,000公演中第10位に選出される。

『時をかける稽古場(初演)』感想まとめはこちら >

『時をかける稽古場(初演)』CoRich舞台芸術でのレビューはこちら >

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初演を見た観客から「コメディとしては(劇団代表作の)ナイゲンよりこっち」「数多の時間移動SFの中でも新しい決定版」との呼び声も高い本作を、再演やブラッシュアップを通り越して、完全にリブート(再起動)させてお送りする、まさに「2.0」なツアー公演。